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    屋上観覧車

     

    蒲田の専門学校で教えるようになって、はや4年が立った。

     

    JR蒲田駅からの通りには、その学校の名前がつけられていることに当初は驚かされた。

     

    その学校の講師控え室から観覧車が見える。

     

    ずーと気にはなっていたのだが、どこにあるのかわからなかった。

     

    なにせビルの屋上の観覧車である。普段歩いていては目に入らないのだ。

     

     

     

    ところが、今はネット時代である。

     

    ふと思いついて、「蒲田 観覧車」でググって見た。

     

    すると一発で出てきた。

     

    東急プラザ屋上のかまたえん。

     

    へえー

     

    さすがこういうのはネットに限る。

     

    都内で唯一の屋上観覧車だそうだ。

     

    長らく蒲田区民に愛されてきたが、東急プラザの閉館でいっとき休止。

     

    その後、復活の声に後押しされて再開されたのだとか。

     

     

     

    場所がわかれば、行くしかないでしょ。

     

    昨日の雨の中、傘をさして屋上を目指した。

     

    あった!

     

    可愛らしいチューリップ型の観覧車である。

     

    でも、さすがに雨の中、乗る人はいないと見えて、チケットベンダーもシートがかけられている。

     

    カッパ姿の係員さんに声をかけた。

     

    「雨で休止ですか」

     

    すると、「いや、乗れますよ」とのこと。

     

    大雨の中である。屋上には他に誰もいない。

     

    人の良さそうな係員さんは、チケットベンダーのシートを外す。

     

    300円。

     

    次に観覧車を止めて、タオルで中の雨を拭いてくれる。

     

    「窓が網になっているんで、雨が降ると中がびしょ濡れなんですよ」

     

    僕の気まぐれのせいで、余計な仕事を増やしてしまって申し訳ありません。

     

    一周、わずか数分の小さな観覧車である。

     

    あっという間にてっぺんまで登った。

     

    眼下にはJRと京急線の線路が見える。

     

    小さい観覧車ながらも、ビルの屋上にあるせいで、見晴らしはいい。

     

    週末には、この辺りのお子さんづれがたくさん乗るんだろうなあ。

     

    中には、怖がってお父さんにしがみつく子もいるに違いない。

     

    数分後に地上に降り立った。

     

    カッパ姿の係員さんが眼鏡を雨に濡らしながら、嬉しそうに言った。

     

    「お客さんが今日最初のお客さんです」

     

     

     

     

     

    | 座付き作家 | 雑記 | 05:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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      昨夜、飲みながらテレビを見ていたら、tvkで「傷だらけの天使」がやっていた。

       

      タキシード姿のアキラが噴水の中でびしょ濡れになっている、、、

       

      あ、見覚えのあるシーン。

       

      もしかして、これって、、、、

       

      なんといきなりの「最終回」であった。

       

       

       

      僕らのバイブルだったこのドラマ。

       

      最終回では、もう泣けないというくらいに泣いた記憶がある。

       

      そのままついつい見てしまったのだが、なぜか涙ひとつこぼれなかった。

       

       

       

      捨てられ、風邪を拗らせてのたうちまわるアキラと、捨てたものの容態が気になり、風邪クスリを買って戻るアニキ。

       

      ヌード写真に囲まれて息を引き取っていたアキラを、ドラム缶の風呂に入れてやるシーン。

       

      昔はここで泣いたというより嗚咽したものだった。

       

      ♪チュチュチュチュ、誰も  チュチュチュチュチュ いな〜い

       

      何十年かぶりに聞いた挿入歌。

       

       

       

      ラストシーン。

       

      夢の島のゴミ捨て場に、アキラの遺体を乗せたリアカーを引くショーケン。

       

      なんとも70年代っぽい終わり方だ。

       

      アキラの遺体を捨てて、逃げ去るショーケン。

       

       

       

       

      確かに泣けはしなかったけれど、それでも何処となくおセンチな気分になった。

       

      一夜明けて、今朝は本降りの雨である。

       

       

      | 座付き作家 | 雑記 | 06:17 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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        ツツジ

         

        ツツジが満開である。

         

        赤色、ピンク、そして白。

         

        どの花も鮮やかでキレイだが、中でも白いツツジが続く道路は厳かで、まるで天国へ続く道のよう。

         

        管理者もそれを意識しているのか、この白いツツジが植えられているのは葬儀場の近く一帯だ。

         

        今の時期なら、霊柩車からこんな風景を見るのも悪くないだろう、仮に僕が死者だとしての話だが。

         

        もっとも死ぬ時期を選べるものかどうか。

         

        花のない真冬の時期なら、木枯らしの中を行くのだろうし、梅雨時には雨傘を見ながら行くのだろう。

         

         

         

        そろそろやり残したことを片付ける年代だ。

         

        | 座付き作家 | ランニング | 15:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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        【お知らせ】けんぞー武者修行#1「ノート」公演
        前作「南瓜」から1年半。今回から"けんぞー武者修行"と銘打って、役者・建蔵が可能性を広げるべく挑みます。 第一弾はなんとピアニスト糸井恵理子さんをお迎えして、フランツ・リスト他の演奏とのコラボレーション。 どんな舞台になりますか、乞ご期待。 「ノート」公演概要 2014年4月5日(土)14時/18時 開場は30分前 両国門天ホール 前売り2,800円(税込)当日3,000円(税込) 出演:建蔵 糸井恵理子 作・演出 平岩モトイ ご予約:amd.ara@ezweb.ne.jp (折り返し確認メールが行きます)
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