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    「ノート」お礼状を印刷しました


    先日のブログでも書いた「ノート」のお礼状が印刷所から届きました。これ、なかなかいい感じじゃないですか。

    建蔵さんが演じるゴリラと、糸井さんのピアノ。そして飛び入りのお子さんを描きましたが、何故このタイミングでイラストを描いてみたのか自分でもよくわかりません。あえて言うならば「春だから」?

    50の手習いという言葉がありますが、ちょっと絵を描きたい気分が高まってきました。実は、そういう訳のわからない衝動が、僕には結構ありまして、大体5年に一回の割合で絵の具や絵筆を買ったりしてきました。ところが買っても使うことは滅多になく、あるいは一度はノリで描いてみても、自分の思うような線が書けずに机の下にさっさと仕舞い込んできたのです。

    人間の体というのは不思議なもの。ちょっと話が逸れますが、ipodが故障したことがきっかけでランニング中に音楽を聴かなくなって1年が過ぎました。それまで5年間もの間、音楽を聴きながら走ってきたので、最初のうちは音楽がないと走れないんじゃないかと心配しましたが、全く不要になりました。では走っている間、音楽は不要なのかというとそういうことでもなくて、頭の中でエアー音楽が流れていることも多いのです。それはふと思い出したり、出かける前にふと耳にした音楽だったりして、必ずしも自分のチョイスとは言えないけれど、ともかく頭の中で音楽がエンドレスで流れていることが多々あります。

    ちなみに最近頭から離れなくて困っているのが「パンの唄」。NHKFMでダカーポの榊原さんが DJをされている番組で掛かっていた唄。♪素敵なパンでパンパカパンパンパン〜というフレーズなのですが、子どもの頃にテレビから流れていた記憶があります。なぜかこの唄が走る度に流れてきて、♬パンパカパンパンパーン〜が口をついて出そうで困っています。

    突然絵が書きたくなるのは、それと同じことなのかも知れません。もちろん自動的に音楽が流れてくるのと違って、絵を描くということは自動的にできるわけではなく、頭の中のイメージを自分の手に、そして指に伝えなければなりません。ここの訓練を十分にするためにデッサンやスケッチを繰り返す必要があるのですが、なにせ卒業してから30年以上も経っていますから、僕の腕の神経はすでに指先の繊細なタッチとつながっておらず、思ったイメージが紙の上にさらさらと描かれるなどということはありません。

    ここで「やっぱ無理かぁ〜」と諦めて、絵の具をテーブルの下にしまい込んでしまえば、また元の木阿弥です。建蔵さんに偉そうに「何をやるかじゃなくて、ともかくやる事が先決だ」とか言って、本もないのに劇場を予約したように、ここは先にギャラリーを予約してしまうことが重要なのかもしれません。

    いえいえ、ギャラリーなんてそれこそ大学一年生の時のグループ展以来です。大体、芸大の中でも超ルードで、課題など殆ど提出しなかった僕です。いきなり展覧会なんて出来るのでしょうか?戸惑いながらも、新しいチャレンジにおじさんの胸は高まります。
    | 座付き作家 | NOTE | 03:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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      けんぞー武者修行#1「ノート」舞台写真


      お待たせしました。先週土曜に上演したけんぞー武者修行#1「ノート」の舞台写真をアップさせていただきます。

      カメラマンは円山正史さん。円山さんには"けんぞーしゅーぞー”のすべての写真を撮っていただいていますが、今回もさすが円山さん、実にいい表情を捉えています。

      なんと言っても円山さんの凄いところは、瞬間を逃さないところ。言うまでもなくプロのカメラマンというのはそういうモノだとは思いますが、いつもは大人しい修行僧のような円山さんですが、一旦カメラを構えたらちっとも容赦しません。まず撮影する枚数が半端じぁありません。見ているこちらがハラハラするほど、バシャバシャと絶え間なくシャッター音が続きます。大体一つの舞台で千枚は撮影してるんじゃないですかね。

      さらに、それだけの枚数を撮影しながら、二つとして同じような写真がないのも凄いところ。(たまに違いがわからないものもありますが)。下の写真を見てください。



      こちらピアニストの糸井さんですが、どうですか。この表情。写真的に言うと、あえてピアノを消して、ライトに浮かぶ糸井さんの表情を際立たせているベストショットです。糸井さんの左手を置いた鍵盤のキラリとした反射光と唯一見える楽譜で、ピアノ演奏であることを見事に伝えています。



      同じく建蔵さんの写真です。手にしているのは夫婦交換ノート。緊迫しながらもどことなくとぼけた建蔵さんの持ち味がよく出ていると思います。

      早いもので「ノート」が終わって一週間が経ちましたが、振り返って舞台写真を見ると、舞台の様子が生々しく甦ってきます。こういうのを見ると、また次をやりたくなりますね。

      さあ、次はどうしようかな。
       
      | 座付き作家 | NOTE | 08:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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        風呂映画と日本人の親和性


        4月26日と聞いて、ピンと来た人は"通"にちがいない。僕にとっては恐ろしい妹の誕生日なのだが、それはどうでもいい。「
        ヨイフロ」、つまり"お風呂の日"である。いわゆる記念日を認定している団体があって、簡単な申請とお金を払えば登録してくれるらしいのだが、その信頼性はともかく4月26日が"よい風呂の日"であるのは事実である。もっとも毎月26日を"風呂の日"、6月26日を"露天風呂の日"となっているのも書き添える。

        その"風呂の日"に満を持して公開される映画がある。「テルマエ・ロマエ2」である。ご存知ヤマザキ・マリの原作爆笑マンガを果敢にも映画化したもので、前作「テルマエ・ロマエ」は58.1億円の大ヒットとなった。これは同時期公開の小栗旬・岡田将生の「宇宙兄弟」(なんと主題歌はコールドプレイだった!)をぶっちぎっての大ヒットで、まさに予想外の出来事だった。言うなれば「笑い」が「スケール感」を凌駕したのだ。

        ヒットしたら続編というのは映画業界の常識。そして「テルマエ・ロマエ2」となったわけだが、この映画に心配がないわけではない。なんといっても原作が読み切りのマンガである。"日本人と風呂"という鉄板の自虐ネタがウリなのだが、さすがに連載の回を重ねて"ネタ不足"になったのは否めない。誤解を恐れずにあえて言わせてもらえば、主演の阿部寛(彫は深くてもさすがに外人には見えない)を通しての現代日本の風呂風習を揶揄ったところが面白いのであって、古代ローマ人と"平たい顔"のヒロインとの恋愛ドラマを見たいわけではない。

        現段階では予告編を見ただけなのでなんともわからないが、続編の常として本作も「スケールアップ」した作品であるらしい。阿部寛(彼はローマの風呂技師)に皇帝が一大温泉施設を作れと命ずるシーンがあるが、ウォータースライダーを見て「これは拷問か」とルシウス(阿部寛の役名)は呻吟してみせる。さすがにウォータースライダーは風呂というよりも温泉や遊園地にあるもので、裸では入らないと思うのだが・・・

        そもそも風呂風習が自虐を込めて面白いのは、「全裸」で入浴するからである。裸=タブー=だから面白い、のだ。宴会で裸になれば受けるように、人前で裸になる=バカやってる、という図式が存在する。我々日本人は全裸で入浴することの奇異さを知っているし、だからこそ外人が温泉にまぎれこむことで、笑いが生まれる。その意味で本作は「阿部寛がバカやっている映画」なのだ。

        もし、欧米の温泉保養地のように水着着用であったなら、温泉の映画はコメディにならずにラブロマンスになることだろう。「保養地の恋」である。ちょっと脇道にそれるが、先日、伊豆大島に行った時、露天風呂があると聞いて足を運んだ。たまたま受付に人の姿がなかったので、後でお金を払えばいいだろうと思い脱衣所へ向かった。まったく何の情報もなく露天風呂へのドアを開けた瞬間に驚いた。海に面した広大な露天風呂にみんな水着を着て入浴していたのだ。当然男もいれば女もいる。僕はあわてて脱衣所へと逃げ込んだのだが、自分1人が真っ裸というなんとも情けない感じを味わった。

        だいたい普段温泉に入浴する時も実はちょっとした違和感を感じているのだ。もちろん男湯には男性しかいないが、うまれたままの真っ裸の人たちが「うー」と唸ったり、シャンプーしたり、うっとりと目を閉じていたりするのは、日常生活とはほど遠い光景だ。我々はそれを「温泉とはそういうものだから」と無理矢理言い聞かせて入浴しているに違いない。だからこそ、全裸で入浴する風習を持たない外国人が紛れ込んできた途端に「お風呂が奇異に映る」のだ。

        「テルマエ・ロマエ」は、そうした僕たちが普段からなんとなく感じている奇異さを、古代ローマの風呂技師を投入することで顕在化したマンガである。普段は映画のシナリオがどうのこうのと言っている僕でさえ、前作は「ギャグ」として存分に楽しんだ。逆をいえばこの映画にストーリーなど不要なのである。阿部寛がまじめに「おバカ」をやっているだけでいい。

        「日本の風呂風習の奇異さ」を、どうパワーアップしてくれているのか。4月26日に向けて、映画「テルマエ・ロマエ2」への期待は日増しに高まる。
        | 座付き作家 | NOTE | 06:33 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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        【お知らせ】けんぞー武者修行#1「ノート」公演
        前作「南瓜」から1年半。今回から"けんぞー武者修行"と銘打って、役者・建蔵が可能性を広げるべく挑みます。 第一弾はなんとピアニスト糸井恵理子さんをお迎えして、フランツ・リスト他の演奏とのコラボレーション。 どんな舞台になりますか、乞ご期待。 「ノート」公演概要 2014年4月5日(土)14時/18時 開場は30分前 両国門天ホール 前売り2,800円(税込)当日3,000円(税込) 出演:建蔵 糸井恵理子 作・演出 平岩モトイ ご予約:amd.ara@ezweb.ne.jp (折り返し確認メールが行きます)
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