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    イルミネーション

     

    12月が近づき、街はイルミネーションに照らされる。

     

     

     

    子どもの頃、クリスマスツリーに飾った電飾を思うと、今のものは格段に明るい。

     

    LEDになり消費電力も格段に小さくなったという。

     

    反面、あのチカチカと心もとなげに灯った暖かが、今のイルミネーションには感じられない。

     

     

     

    新聞の記事で読んだのだが、最近ではLED照明による健康被害もあるそうだ。

     

    明るすぎてよろしくないらしい。

     

    どうにも人間というやつは、技術が新しくなると新しい弊害が出てくるようで鼬ごっこだ。

     

     

     

    ともあれ、クリスマスの足音が1日1日と近づいてくる中、我が家ではケーキも七面鳥もない質素な年寄りだけのクリスマスを迎えることになる。

     

    子どものいないクリスマスの、なんと味気ないことか。

     

     

     

    | 座付き作家 | 雑記 | 07:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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      安藤忠雄展

       

      行ってきました!安藤忠雄展「挑戦」

       

      一昨日のブログで書いた通り、財布の中に仕舞い込まれた前売りチケットがもったいないからと思い出しての行動である。

       

      新国立美術館について、まず、驚いたのは、外国人の多さ。

       

      最初は、同じ場所で開催中の「新海誠展」を見に来た人なのかと思ったくらい。

       

      え?こんなに大勢の人が見にきているの?

       

      正直驚いた。

       

       

       

      安藤忠雄さんといえば、コンクリート打ちっ放しで名を馳せた建築家。

       

      建築の専門教育を受けておらず、その前はボクサーという異色の経歴で有名だ。

       

      今や世界的な建築家として有名である。

       

      弟さん?の建設会社があるせいか、西麻布周辺でその姿をよくお見かけする。

       

      大阪弁丸出しの気さくなおっちゃんという印象である。

       

       

       

      会場は、安藤忠雄の回顧展というべき内容。

       

      世界放浪時のスケッチからスタートし、住吉の長屋、そして光の教会へ、氏の作品をたどる構成である。

       

      展示してあるのは、図面と建築模型、建築写真。

       

      貴重なものではあるが、何せ人が多いので、ゆっくり見ていられない。

       

      サラーっと流していくと、「光の教会」の再現コーナーにぶつかった。

       

      なんと、コンクリ打ちっ放しで「光の教会」を再現してある。

       

      これまでなんども写真でも見ているが、実際に内部に入ってみると、コンクリの隙間を利用した十字架が、意外にもオープンであることに気がついた。

       

      建築写真で見ると逆光で差し込む神々しい光の十字架に見えるが、実際には10cmほどの隙間である。

       

      外気が入ってくるし、近づけばその隙間から外が見える。

       

      つまり、キリスト教信者にとってのよりどこである十字架を、「無色透明化」したものだとわかる。

       

      これはすごいことだ。

       

      信仰は、形があるものではなく、むしろ無色であり、空であるべきという大胆な提案である。

       

      西洋キリスト教を、東洋の仏教で解釈し直したということである。

       

      すごいを超えて、凄まじい!

       

      一つ間違えば、宗教論争になりかねない過激さである!

       

      外国から訪れている人は、これを見てどのように感じたのだろうか。

       

       

       

       

      こちらのインスタレーションを見た後は、後期の比較的規模の大きい建築のコーナーが待っている。

       

      その中の白眉は直島プロジェクトである。

       

      円形ドームの中に、木材チップで再現された直島の模型。

       

      その背後の3面マルチスクリーンに、プロジェクトの記録映像が投影される。

       

       

       

      何せ人でごった返す会場である。

       

      とてもゆっくり見ている余裕もなく、足早に通り過ぎただけであるが、安藤忠雄という建築家の考え方がよくわかった気がした。

       

      もし、僕が今の道に進まず、建築家を目指していたらどんな作品を作りえただろうか。

       

      あるいは、そんなことを想像してしまうような、安藤忠雄という人となりを感じられた展覧会であった。

       

       

       

       

       

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      | 座付き作家 | 雑記 | 09:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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        コップ一杯の鼻水

         

        「まるで映画のようだ」とは、日常よく使う表現である。

         

        頻繁に映画のようなことが起こるとは思いにくいが、一昨日、まさに映画のような出来事が起こった。

         

        それは、通勤中の京王井の頭線の車内で起こった。

         

         

         

        たまたま運良く座れたので、シートの端から2番目に座っていた僕。

         

        両端を乗客に挟まれて、ぬくぬくとしていたのである。

         

        途中駅で僕の左隣、つまりシートの端の乗客が降りた。

         

        僕としては、そのまま座っていても良かったのだが、人間の習性として端に座りたがる気持ちが湧いた。

         

        すかさずお尻をずらして、そのままシートの左端へと移動した。

         

        僕の中の習性は満足されたが、乗客のぬくもりは片一方だけになり、おまけにドアから冷たい風が吹き込んできて寒い。

         

        さりとて、今更、元の位置に戻ることもできないのである。

         

        しばらくそのまま肌寒さと人肌のぬくもりとに挟まれて座っていたのだ。

         

         

         

        映画のようなことは、たいてい突発的に起こる。

         

        僕の前に立っていた一人の女性が、突然、「クション!」とくしゃみをした。

         

        次の瞬間である。

         

        女性の鼻からか口からか、透明な水のような液体がダムの放水のように放たれた。

         

        その量が尋常でなかった。

         

        瞬間的に、その液体を開いていた手のひらで受け止めた女性。

         

        と、その指の間から液体が滴り落ちて、電車の床にちょっとした水溜りとなってこぼれ落ちたのである。

         

        量にするとコップ一杯から、一杯半くらいの液体である。

         

        あっ!と思う間もなく、僕の眼の前に現れた華厳の滝か、はたまたナイアガラの滝か。

         

        僕は逃げることもできずに、目の前の放水を眺めているしかなかった。

         

         

         

        思ったのは、「やばいなぁ」という気持ち。

         

        こんな眼の前でコップ一杯の鼻水が滴り落ちたのだ。風邪のウィルスも相当量撒き散らされたに違いないのである。

         

        女性は、顔の前で受け止めた方手をそのままに、もう一方の手でバッグからティッシュを探り出そうとした。

         

        乗客の誰もが、何もできなかった。

         

        あまりの量の多さに「大丈夫ですか?」の一言さえ発声されることはなかったのである。

         

        女性は、まず手のひらの鼻水を処理し、次に床の水溜りの処理に入った。

         

        そうしている間にも何億というウィルスが車内一面に漂っていたに違いないのである。

         

        その後、僕がしたことといえば、降りた駅のトイレでうがいをして手を洗ったことだけである。

         

        その結果、昨日から鼻水が止まらなくなっているのだが、その原因については明確ではない。

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        | 座付き作家 | 雑記 | 07:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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        【お知らせ】けんぞー武者修行#1「ノート」公演
        前作「南瓜」から1年半。今回から"けんぞー武者修行"と銘打って、役者・建蔵が可能性を広げるべく挑みます。 第一弾はなんとピアニスト糸井恵理子さんをお迎えして、フランツ・リスト他の演奏とのコラボレーション。 どんな舞台になりますか、乞ご期待。 「ノート」公演概要 2014年4月5日(土)14時/18時 開場は30分前 両国門天ホール 前売り2,800円(税込)当日3,000円(税込) 出演:建蔵 糸井恵理子 作・演出 平岩モトイ ご予約:amd.ara@ezweb.ne.jp (折り返し確認メールが行きます)
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