0
    東のうなぎ、西のうなぎ

    うなぎの焼き方にも、東西の違いがあることをご存知だろうか。

    東京では、一度蒸してから焼き上げる焼き方で、ふっくら柔らかいのが一般的。

    一方、関西では蒸さずに焼くのが普通。

    両者の分かれ目が、どこになるのか知らないけれど、名古屋あたりではないかと思っている。


    うなぎといえば、浜名湖の名が上がるが、浜名湖のうなぎはいわゆる東京風の蒸して焼くうなぎだ。


    前にお伊勢さんに行った時に食べたうなぎが美味しくて忘れられない。

    その店には、満席のお客さんがいたにも関わらず、誰1人食べている人がいなかった。

    おとなしく、みんなうなぎが焼きあがるのを待っていたのだ。

    注文を受けてから焼くらしく、僕もきっかり1時間待たされた。

    その間、ビールでも飲んで待ちたかったが、車の運転があったので、仕方なくお茶を啜りながら待ち続けた。

    ようやく運ばれて来たうなぎの、なんとも香ばしかったこと。

    東京のと違って、野趣溢れるうなぎであった。


    今回、箱根から足を伸ばし、愛知県に入ったところで、うなぎ屋さんを見つけて入った。

    20分ほど待って運ばれて来たうなぎは、蒸さずに蒲焼された香ばしいうなぎである。

    身が歯ごたえがあって、噛み切るうなぎだ。

    所々焦げた箇所もあって、これも野趣溢れるうなぎである。

    うなぎはもともと川魚であり、いかにも川魚料理という趣向。

    お重で2300円とは、安いのも嬉しい。
    ちなみに、肝吸い210円。

    うまい!
    | 座付き作家 | 雑記 | 08:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
    0
      早生みかん

       

      早生みかんが届いた。

       

      何年か前に廃業したみかん園の方が、「放っておいても、みかんがなるので」と送ってくる。

       

       

       

       

      少子化で農家の跡取りが居なくなり、廃業をする。

       

      人間の場合はそれで済むのだろうが、みかんにはその道理が通じない。

       

      雨が降り、太陽に照らされ、季節が来れば、やはり同じように実をつける。

       

      それがみかんの木の生き方だから。

       

      手入れする人がいなくなれば、徐々にみかん園は荒れていくだろう。

       

      肥料もやらなければ、段々にみかんの味も落ちるだろう。

       

      それでも、皮肉なことに、今年もみかんがたわわになったという。

       

      廃業しているので、みかんを取る人手もない。

       

      それで、家族だけで摘める分だけ取って、知人に送るのだという。

       

       

       

      ここ数年、そんな訳ありみかんが送られてくる。

       

      お店で売られているみかんと差はない。

       

      むしろ農薬をやらない分、安全とも言える。

       

      放置されて、自然になったみかん。

       

       

       

      僕は、そんなみかんを食べながら、荒れ放題のみかん園を想像してみる。

       

      草が生え、鳥がついばみ、山から下りてきた動物もご相伴に預かっているのかもしれない。

       

      それはそれで、平和な光景に思えて仕方ない。

       

       

      | 座付き作家 | 雑記 | 06:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
      0
        冷凍おしぼり

         

        三連休の最後、仕事で鎌倉へ行った。

         

        前日の朝まで台風が吹き荒れていたせいで、人出はいまいち。

         

        それでも長谷の大仏ともなれば、さすがに観光客で一杯である。

         

        おまけに、夏が舞い戻ってきたかというような暑さである。

         

         

         

        困ったのは、蚊が多いことだ。

         

        もう今年は刺されることもないと思っていたのに、あっという間に足首をさされて痒いの何の。

         

        同行の連中も同じように、ほっぺを刺されるもの、首筋を刺されるもの、半袖の腕を刺されるもの、気がつけば全員がボリボリ掻いている始末。

         

        蚊も時ならぬ夏の再来に、慌てて活動を開始したと見える。

         

         

         

        仕事を終えて、大仏の裏手のハイキング道の途中にある樹ガーデンへ。

         

        ここは、なんと100段もの階段を登らなければならないという変わった立地。

         

        下でメニューを見て、軽い気持ちで階段を上り始めたところ、登っても登ってもお店が見えてこない。

         

        ようやくお店に着いた時には、しっかり汗ばんでいた。

         

        しかも入店待ちの行列!

         

        ようやく風が吹くベランダ席に座れて、飲み物が運ばれてくるのを待つ間、鎌倉の森の木々を眺める。

         

        東京ではさすがに聞かなくなったセミが、うるさいほど鳴いている。

         

        セミ、これまで2週間、どこにいたのだろう。

         

         

         

        やがて飲み物が運ばれてきて、おしぼりに驚いた。

         

        冷凍おしぼり。

         

        ほおー。

         

        僕が知らなかっただけなのか、おしぼりを凍らせてあるというのはアイディアだ。

         

        早速、凍ったおしぼりを顔にあてる。

         

        一瞬の冷却感。

         

        しかし、あっという間に凍ったおしぼりは、ただのおしぼりに戻ってしまった。

         

        あれれ?

         

        これで終わり?

         

        不織布を凍らせたおしぼりだけに、冷却効果も限られるようだ。

         

        ものの5〜6秒で、冷凍おしぼりはただのおしぼりになってしまい、それは短かった今年の夏のようでもある。

         

         

         

        | 座付き作家 | 雑記 | 05:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
        CALENDAR
        SMTWTFS
        1234567
        891011121314
        15161718192021
        22232425262728
        293031    
        << October 2017 >>
        PR
        SELECTED ENTRIES
        CATEGORIES
        ARCHIVES
        RECENT COMMENTS
        RECENT TRACKBACK
        【お知らせ】けんぞー武者修行#1「ノート」公演
        前作「南瓜」から1年半。今回から"けんぞー武者修行"と銘打って、役者・建蔵が可能性を広げるべく挑みます。 第一弾はなんとピアニスト糸井恵理子さんをお迎えして、フランツ・リスト他の演奏とのコラボレーション。 どんな舞台になりますか、乞ご期待。 「ノート」公演概要 2014年4月5日(土)14時/18時 開場は30分前 両国門天ホール 前売り2,800円(税込)当日3,000円(税込) 出演:建蔵 糸井恵理子 作・演出 平岩モトイ ご予約:amd.ara@ezweb.ne.jp (折り返し確認メールが行きます)
        MOBILE
        qrcode
        LINKS
        PROFILE
        このページの先頭へ