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    雨続き

     

    東京では8月に入ってから連続16日も雨が降っているそうだ。

     

    7月末の猛暑でやられたと思ったところへの恵みの雨だとばかり思っていたが、こう降り続くと話が違ってくる。

     

     

     

    涼しいのは悪くないが、日照時間が少ないために野菜の生育が気になってくる。

     

    当然、夏のレジャー施設は打撃を受けているだろう。

     

     

     

    我が家で言えば、毎日、折りたたみ傘を干しては畳んだり、洗濯物を室内干しにしたりするくらい。

     

    それ以外は、むしろ雨の日を楽しんでいる感じ。

     

    朝からチェット・ベイカーをかけたりして、いわゆるアンニュイな1日だ。

     

     

     

    ただ、出かけるとなると少々面倒くさい。

     

    靴をどれにするか。

     

    本降りなら長靴だし、途中でやみそうならスニーカーだし。

     

    濡れた靴を履いているほど不快なことはない。

     

    いっそサンダルという手もあるが、足が濡れるとか濡れないとか、そんな小さなことで悩むのも雨の日特有である。

     

    世界は、いざ戦争だ、対話だとキナ臭いが、まだ今はちっぽけな日常生活にしがみついていられる。

    | 座付き作家 | 雑記 | 06:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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      お盆休み

       

      お盆休みのまっただ中である。

       

      あちらもこちらもお休み。

       

       

       

      コンビニエンスストアの上陸以来、年中無休が当たり前になってしまった感じがある。

       

      もちろん、いつ行っても営業しているというのは便利だけれど、運営側はさぞかし大変だろう。

       

      やってて当たり前、あって当たり前が、若い人たちにとっての常識になってしまっている。

       

      そんな中でのお盆休みだ。

       

      軒並みシャッターが下りているのは、ある意味新鮮でもある。

       

       

       

      ちょっと前のこと。

       

      専門学校の生徒相手に、セブンイレブンはもともと「朝7時から夜11時まで開いてるお店」として始まったのだと説明したところ、一斉にどよめきが上がった。

       

      そもそも、お店というのは朝は9時ごろ開いて、夜7時には閉まったのだというと、重い沈黙が訪れた。

       

      一人の生徒がおずおずと質問をした。

       

      「じゃあ、学校に来る途中でパンとか買えないじゃないですか」

       

      そうだね。当時は、前の日に買っておくか、家で作って食べるものだったね。

       

      「急にノートを買わなきゃって時はどうしたんですか?」

       

      文房具屋さんの中には、朝早くから売ってくれる店もあって、僕も小学校の時にはよくお世話になったものさ。

       

       

       

       

      思い起こせば、僕の子どもの頃は、たいていそんなものだった。

       

      赤白帽がいるから、上履き靴が必要だからと言っては、夜遅くシャッターを叩いて開けてもらったり、朝早く薄暗い文房具店で買い物をしたりしたものだ。

       

      だから、そうやって買ってもらったものは、貴重な宝物のように思えた。

       

       

       

      よく父親が言っていたのは、「人間、我慢が大切だ」。

       

      何つまらないこと言って、とバカにしていたものだが、最近になって同感することが多い。

       

      「何でもあると思うなよ」

       

      「なくて当たり前」

       

       

       

      お盆休みの渋谷を歩きながら、あっちもこっちにもお休みの張り紙がしてあるのを、微笑ましく感じた。

       

      しかしながら、こうして世間がお盆休みだというのに、どうして僕は仕事をしているのだろう。

       

      「お盆休み中ですので」と、いっそ断れたらいいのに。

       

      いつの間にか、フリーランスは年中無休で働く人になってしまっている気がする。

       

       

       

       

       

      | 座付き作家 | 雑記 | 07:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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        スイカかメロンか

         

        世界陸上、4×100mリレー決勝でのボルトの悲劇のラストランを見たところで、勝負の難しさを感じている。

         

        これを最後のレースと決めていたボルトにとって、あまりにあっけない幕切れ。

         

        レースはやってみなければわからないという見本だ。

         

         

         

        同じ頃、我が家でも壮絶な争いが起きていた。

         

        山形・尾花沢VS北海道・夕張

         

        文字面を見るとまるで甲子園のようだが、争っていたのはスイカとメロン。

         

         

         

        先行したのは夕張メロン。

         

        クール宅急便で送られてきて、箱を開ける前から高貴な香りを漂わせていた。

         

        一方の尾花沢西瓜は度肝を抜くどデカサイズの6L。

         

        そんなサイズがあることすら知らなかったが、冷蔵庫に入れるために切るのが一苦労という大きさだった。

         

         

         

        この争いを、一言で言うなら「ねっとり」と「シャリシャリ」の戦い。

         

        夕張メロンは、スプーンを入れると、透明な汁が滴り落ちてきた。

         

        一方の尾花沢西瓜は、目にも鮮やかな西瓜色の中に、ゴマを散らしたような種がアクセントになっている。

         

         

         

        どちらも夏の果物のチャンピオン級だが、よりによって同じ時期に我が家に到着したために、冷蔵庫がほぼ占領されてしまうという思わぬ事態が起こった。

         

        そのため、妻は朝昼晩と食卓に並べようとするし、僕はそれをなんとか胃袋の中に収めようとする。

         

        だが、悲しいことに胃袋が受け付ける量は限られていて、しかもそれは年々縮小現象にある。

         

        切って皿に乗っけて、食卓に並べることで安心しきった妻は、まさか残るとは予想もしていないに違いない。

         

         

         

        西瓜を残すか、メロンを残すべきか、それが問題だ・・・

         

         

         

        そこにドアフォンが鳴って、ヤマト運輸さんが登場。

         

        「お届け物です」

         

        差し出された箱をみれば、なんと「福島の桃」!

         

        新たなライバルの登場である。

         

        冷蔵庫で冷やしておいて、丸ごとかぶりついたらうまいだろうなぁ!

         

        薄皮を剥がす指が濡れるのもお構いなく、がぶりつきたいよ!

         

        と、突如現れたニューフェイスに早くも手を出そうとする僕に、妻の視線は冷たい。

         

        | 座付き作家 | 雑記 | 06:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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        【お知らせ】けんぞー武者修行#1「ノート」公演
        前作「南瓜」から1年半。今回から"けんぞー武者修行"と銘打って、役者・建蔵が可能性を広げるべく挑みます。 第一弾はなんとピアニスト糸井恵理子さんをお迎えして、フランツ・リスト他の演奏とのコラボレーション。 どんな舞台になりますか、乞ご期待。 「ノート」公演概要 2014年4月5日(土)14時/18時 開場は30分前 両国門天ホール 前売り2,800円(税込)当日3,000円(税込) 出演:建蔵 糸井恵理子 作・演出 平岩モトイ ご予約:amd.ara@ezweb.ne.jp (折り返し確認メールが行きます)
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