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    欅坂46の記録

     

    いい年こいて欅坂が好きだと言うと、「ええー?」と言われる。

     

    別に好きだと言っても、ライブに行ってライトを振り回そうと思っているわけでもない。

     

    きっかけは授業で取り上げたことがあって、乃木坂と欅坂がどう違うのか、準備段階で調べたことがあった。

     

    その時に思ったのは、欅坂はパフォーマンスグループなのだなと言うこと。

     

    まるでコンテンポラリーダンスを見ているようだったのだ。

     

     

     

    先日もPerfumeのライブ映像を見て思ったのだが、結局、ライブはバレエやダンス、演劇と同じところを目指している。

     

    光と音があって、パフォーマーがいる。

     

    そうなれば目指すところが似てくるのは自然の道理だろう。

     

    逆に言えば、山海塾や勅使河原三郎の舞台美を積極的に取り入れているのが今のミュージックライブだ。

     

    その意味で、ロックグループのライブのように歌や演奏を聴きに行くのではなく、ダンスやパフォーマンスを見にいくのが今のライブである。

     

    欅坂46のドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実」を見れば、なるほどライブでの歌は酷いものだ。

     

    その一方で、平手友梨奈の取り憑かれたようなパフォーマンスには鳥肌がたった。

     

    確かに欅坂46 において平手の存在感は突出していたように思う。

     

    それは彼女の男なのか女なのかわからない外見によるものだと思っていたが、デビュー当時の平手を見ると、あからさまに可愛い女の子である。

     

    しかも最近と違って、デビュー当時は笑顔でハキハキと挨拶をしている。

     

    それが「サイレント・マジョリティー」「不協和音」と言った楽曲のイメージに合わせる形で、あのような男の子っぽいキャラクターに変えられて行ったと言うことだろう。(金八先生の上戸彩に近い)

     

    MVやライブで圧倒的な存在感を見せながら、その裏で次第にメンバーと距離を取るようになり、ついにはライブに参加しなくなっていく彼女を、本映画は追って行く。

     

    今年10月で欅坂46としての活動を終える彼女たちにとっての5年間とは、平手友梨奈に振り回された5年間であった。

     

    アイドルの枠を超えて、アーティストにならざるを得なかった平手友梨奈と欅坂46の今後の平安を祈りたい。

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    | 座付き作家 | 映画の感想 | 07:31 | comments(0) | - | - |
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      座れない座席

       

      座席があるのに座れない。

       

      新型コロナウィルス感染予防のためであるが、一観客としては隣が空いているのは悪くない。

       

      さらに前の席も空いているので、人の頭で見えないなどということもない。

       

       

       

      シートがあるのに座らないのを見て、ふとスポーツカーを思い出した。

       

      そう、2+2と呼ばれるポルシェのリアシートである。

       

      誰も座らないのを前提にシートをつけるのを、大人の余裕と呼ぶのだろう。

       

      同じく、誰も座らない映画館のシートを「大人の余裕」と思えるようになれたらいいのだ。

       

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      | 座付き作家 | 映画の感想 | 07:40 | comments(0) | - | - |
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        perfume

         

        実は、パフュームをよく知らない。

         

        もちろんその存在自体は知っているものの、曲を知らないのである。

         

        そんな私がパフュームの「Reframe」を見ようと思ったのは、そのアート性である。

         

        当然ながら一度もライブに行ったことがないので、彼女たちがどんなパフォーマンスをやっているのかも知らない。

         

        けれどもなんだかすごいライブである事は、薄々気がついていた。

         

         

         

        本作は昨年、渋谷公会堂の柿落としとなったライブを収録したものである。

         

        漆黒のステージに現れる無機質なデジタル画面。

         

        ノイズとも記号ともつかないデータが瞬くように流れる。

         

        そんな中に現れるパフュームの3人は、まるでアンドロイドだ。

         

        元々彼女たちの歌声自体もボコーダーを使ったりして無機質を狙っているものだが、ステージはさらに無機質であった。

         

        圧巻なのは天井からのレーザーを、まるで操り糸の糸のように使った演出!

         

        これには思わず見入ってしまった。

         

        本ステージは彼女たちの20年に及ぶ活動を振り返り、再構築したものらしく、過去の映像を使ったり、3人のボイスパフォーマンスのようなものも多用される。

         

        それにしても3人が一糸乱れぬ振り付けで踊るというより動き回る様は、全くもって機械のようである。

         

        汗とか唾液とか、もしかしたら体温すらも感じさせないところがパフュームの真骨頂なのだろう。

         

        だからライブというよりもダンスのようであるし、前衛芸術的でもある。

         

        初めて見るパフュームのステージングに、ファンでもなんでもない僕が魅了されっぱなしの1時間であった。

         

        ただし、、、、

         

        前述の渋谷公会堂の柿落とし最終日の収録という事で、最後に3人による挨拶パートがあるのだが、これはいただけなかった。

         

        それまで汗一つかかないアンドロイドとして孤高の美しさを誇っていた彼女たちが、いきなり解散するキャンディーズみたいになってしまうのだから。

         

        それまでの完璧なステージアートに目が眩んでいた僕としては、このパートは見たくなかったなぁ、

         

        いきなり夢から覚めた気がした。

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        | 座付き作家 | 映画の感想 | 16:14 | comments(0) | - | - |
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        【お知らせ】けんぞー武者修行#1「ノート」公演
        前作「南瓜」から1年半。今回から"けんぞー武者修行"と銘打って、役者・建蔵が可能性を広げるべく挑みます。 第一弾はなんとピアニスト糸井恵理子さんをお迎えして、フランツ・リスト他の演奏とのコラボレーション。 どんな舞台になりますか、乞ご期待。 「ノート」公演概要 2014年4月5日(土)14時/18時 開場は30分前 両国門天ホール 前売り2,800円(税込)当日3,000円(税込) 出演:建蔵 糸井恵理子 作・演出 平岩モトイ ご予約:amd.ara@ezweb.ne.jp (折り返し確認メールが行きます)
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